【塗装のプロが解説】雨が降っていなくても外壁塗装をやめることがあります|職人が天気を気にする本当の理由。


いつも私のブログをお読み頂きまして誠にありがとうございます。職人直営の「こもれび塗装」代表親方の伊藤亮です。

外壁塗装をしていると、お客様からこんなことを聞かれることがあります。

「まだ雨は降ってないけど、今日はもう塗らないんですか?」

たしかに空を見て雨が降っていなければ、

「今のうちなら塗れるんじゃない?」

と思いますよね。

でも実は、外壁塗装はその瞬間に雨が降っているかどうかだけで判断するものではありません。

今回は、実際に秦野市渋沢で施工している現場を例に、私たち塗装職人が天気予報をこまめに確認する理由と、雨が降る前でも作業を中止することがある理由についてお話ししたいと思います。

秦野市渋沢での外壁塗装。天候を確認しながら、一つひとつの工程を進めています。

■ 外壁塗装は「塗った後」がとても大切です

塗装というと、ローラーや刷毛を使って外壁に塗料を塗っているところに目が行きます。

ですが、実はとても大切なのが「塗った後の乾燥時間」です。

塗料は外壁に塗った瞬間に完成するわけではありません。

塗装後、適切な時間をかけて乾燥・硬化していくことで、塗料が持っている本来の性能を発揮できる塗膜になっていきます。

そのため、

「今はまだ雨が降っていないから塗ってしまおう」

という判断が、必ずしも正しいとは限りません。

今は晴れていても、塗装して間もない時間に雨が降ってしまえば、まだ十分に乾燥していない塗膜に雨が当たる可能性があります。

仕上がりだけでなく、塗膜の性能にも影響する可能性があるため、今の天気だけではなく、この先の天気まで考えて判断することが大切なんです。

塗料は塗ったら終わりではありません。塗装後にしっかりと乾燥させることも、大切な施工工程のひとつです。

■ 天気予報は朝だけ確認するわけではありません

私も現場では、朝に天気予報を一度確認して終わりではありません。

作業をしながら何度もスマートフォンで、雨雲の動きや降水予報を確認しています。

特に夏場は、朝は晴れていても午後になると天候が急変することがあります。

今回の秦野市渋沢の外壁塗装でも、昼過ぎから雨の予報が出ていました。

そのため朝から残っていた外壁の下塗りを進めましたが、その後の雨雲の動きと塗料の乾燥時間を考えて、大事を取って午後からの塗装作業は中止しました。

この日は午後から雨予報。まだ雨が降っていなくても、雨雲の動きと塗料の乾燥時間を考えて作業を判断します。

■ 「雨が降ってからやめる」では遅いこともあります

ここが、今回一番お伝えしたいところです。

塗装工事は、

「雨が降ってきたから作業をやめよう」

では遅い場合があります。

大切なのは、塗った塗料が雨が降り始めるまでに必要な乾燥時間を確保できるかどうか。

だからこそ私たちは、

「あと少しなら塗れそうだな」

という状況でも、その先の天候に不安があれば無理に進めないことがあります。

職人としては、できるところまで進めたい気持ちはもちろんあります。

工事も予定通り進めたいです。

それでも、せっかくお客様が大切なお家の塗装を任せてくださっているのに、工期を優先して無理に塗る必要はないと私は考えています。

■ 「工期を早くすること」より「良い状態で仕上げること」

外壁塗装は、決して安い工事ではありません。

これから先、10年、15年とお家を守っていくための工事です。

そう考えると、雨によって1日工期が延びることよりも、一つひとつの工程を良い条件で施工することのほうが大切だと思っています。

「今日はここまでにしておこう。」

その判断は、完成した外壁を見ても分かりません。

ですが、こうした小さな判断の積み重ねが、最終的な塗装の仕上がりにつながっていきます。

工期を急ぐことよりも、塗料が本来の性能を発揮できる施工を優先しています。

■ 雨だけではなく「気温・湿度」も確認しています

塗装職人が気にしているのは、雨だけではありません。

塗料には、それぞれ施工に適した気温・湿度・乾燥時間などの条件があります。

真冬の低温時や湿度が非常に高い日、外壁に結露が発生している状態などでは、塗装に適さないことがあります。

また、外壁塗装には、

下塗り → 中塗り → 上塗り

といった工程があり、それぞれ次の工程へ進むまでに適切な乾燥時間が必要です。

表面を触って乾いているように見えても、すぐに次を塗っていいとは限りません。

だからこそ外壁塗装では、

「どんな塗料を使うか」だけではなく、「どんな条件で塗るか」も大切です。

■ 完成すると見えなくなるところに、職人の仕事があります

完成した外壁を見れば、

「きれいになった!」

ということはすぐに分かります。

でも、

「今日は雨が来そうだからここまでにしよう」

「まだ乾燥時間が足りないから、次の工程は明日にしよう」

こうした判断は、完成してしまえばお客様からは見えません。

私は、こうした完成すると見えなくなってしまう部分にこそ、職人の考え方や仕事への姿勢が出ると思っています。

塗装工事は、ただ外壁に色を塗ればいい仕事ではありません。

天候、下地の状態、塗料の特徴、乾燥時間。

その日の状況を見ながら、一つひとつ判断していくことも塗装職人の大切な仕事です。

天候・乾燥時間・下地の状態を確認しながら、長持ちする外壁塗装を心がけています。

■ 秦野市で外壁塗装をご検討の方へ

こもれび塗装では、工期を優先して無理に作業を進めるのではなく、その日の天候や外壁の状態を確認しながら、一軒一軒丁寧に施工することを大切にしています。

「まだ雨が降っていないのに、どうして今日は作業しないんだろう?」

そんな日には、もしかすると職人は数時間先の天気と、塗料が乾燥するまでの時間まで考えているのかもしれません。

少し工期が延びることがあっても、最後にお客様から

「こもれび塗装に頼んでよかった」

と思っていただける仕事をすること。

それが私たちにとって一番大切なことです。

秦野市・藤沢市周辺で外壁塗装・屋根塗装をご検討の方は、こもれび塗装までお気軽にご相談ください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

こもれび塗装・代表親方 伊藤亮

ABOUT US
伊藤 亮
一七歳から塗装の道に入りこの道一筋二五年目。これまで携わってきた塗装工事は大小含め一〇〇〇件以上。(25Racing・サムライ店舗工場等、多数)塗装業界のボスこと、綾瀬市のウイングビルドの若林均親方に直接指導・薫陶を受け、塗装職人としての姿勢と技術を学んだプロフェッショナル。あだ名は「りょうちゃん」心を込めた塗装工事が持ち味と思い、日々精進しております。
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